M-1グランプリ2023。感想。
令和ロマンの優勝。
令和ロマンは今回本当に優勝したかったのかどうか。
当然優勝を目指してはいたんだろうけど。
もうあと数年。年を追うごとにどんどん洗練されていく様を見てみたかった。
さや香「ホームステイ」が最後の3組に残るくらいの今回。
「爆笑が爆発」を体感することはなかった。
去年のさや香「免許返納」、2019年のミルクボーイ「コンフレーク」。
「爆発」を体感したネタはずっと記憶にあるので、常に比較し続けることになる。
「爆笑が爆発」よりももっと漫才をフラットに楽しめる番組になってほしい。
今回、印象に残ったのは決勝戦よりも敗者復活戦のほう。
敗者復活戦は、ひとつ完成された新たな賞レースとなってしまった。
楽しめた半面、本番のはずの決勝戦を少し疲れた状態で見るはめに。
来年も同じ番組構成となるなら、賞レース2つを連続で見ることになる。
この負担は大きい。
来年は、決勝戦を先に見て、後から録画で敗者復活戦を見る、順番にしようと思う。
敗者復活戦。
ヘンダーソン。子安さんの顔と第一声で、笑いと涙が出てしまった。
2019年の天竺鼠を彷彿とさせる、みごとなラストイヤー。
これだけネタをM-1用に仕上げられるのであれば、なぜもっと前から取り組まなかったんだという感想。
ラストイヤーを迎えたコンビに対して毎年思うことではあるけれど。
でも本当に、こういうコンビを見られることを期待して毎年テレビの前に座っている。
以下、記憶の片隅に。
・敗者復活戦。エバースのネタ「1,000万円使ってケンタウロスになる」。敗退したけれど、来年が楽しみに思えるコンビ。
・大反省会。くらげ、決勝本番で言わなかったサンリオキャラ、「ペペぺペン議員」。
・打ち上げ。真空ジェシカ川北「塙さんからは「もっとぶっとんだネタをやってほしい」、松本さん「ちょうどいい」。だから、ちょうどいいんだと思います。」
・打ち上げ。真空ジェシカ川北さんがコメントしてすべりかけた瞬間、壁に貼っていたポスターがはがれて川北さんの顔にぺろーん。
・ネクストデイ。舞台裏の待機席で「爆笑が爆発」した、カベポスター浜田「ドロロロロ」。
来年もM-1は必ず見ます。